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2月フォーラム(第364回)建物の地震対策 ~過去の地震被害から学ぶ~

開催日時 2024年2月5日(月) 
18:00〜19:00
※終了後19:00分~20:00に懇親会を実施します。
講師 中埜 良昭 先生
東京大学生産技術研究所 教授
国立研究開発法人
防災科学技術研究所
兵庫耐震工学研究センター
センター長
配信対象 千里ライフサイエンスクラブ会員
(年会費2,000円)
会員以外の皆様にもお申込みいただければ3日間限定で録画配信

講演要旨

1923年関東地震から100年が経過しました。この地震を契機に,日本では初めて耐震規定が建物の設計に導入されるとともに耐震工学を通じた建物の耐震化対策がスタートしました。その後も被害地震を経験し,その教訓を通じて我が国の地震対策は発展してきましたが,比較的近年においては,とりわけ1995年兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)は我々に様々な教訓を投げかけ,その後の耐震化対策や学術の進展に大きく影響を与えました。 本講演ではこの100年の代表的な地震被害とその特徴を紹介するとともに,兵庫県南部地震を契機に大きく進展した既存建物の耐震化対策,耐震設計の考え方,またこの地震を契機に設置・運用が開始された世界最大の震動破壊実験施設(兵庫耐震工学研究センター:略称 E-ディフェンス)での実験事例などを紹介することで,主として我が国が歩んできた建物の耐震化対策の歴史を振りかえり,地震被害を通じてどのように建物の耐震化対策が進んできたかを紹介します。

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