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V3 第9回がんシリーズ 理想的ながん免疫療法の展開 — がん免疫プレシジョン医療 —

開催日時 2023年9月12日(火) 
10:30〜17:00
コーディネーター 西川 博嘉
国立がん研究センター
研究所 腫瘍免疫研究分野
EPOC 免疫TR分野
分野長
名古屋大学大学院医学系研究科
微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学
教授
上野 英樹
京都大学大学院医学研究科
免疫細胞生物学 教授
京都大学高等研究院
ヒト生物学高等研究拠点 副拠点長
京都大学
免疫モニタリングセンターKIC
センター長
開催方法 千里ライフサイエンスセンタービル5階 山村雄一記念ライフホール(WEB配信併用)

開催趣旨

近年の免疫チェックポイント阻害剤の成功により、悪性黒色腫、非小細胞肺がん、胃がん、腎細胞がんなど様々ながん種において、がん免疫療法はがんの標準治療の一つとなっている。進行期のがん患者においても劇的な治療効果が認められる一方で、免疫治療薬の恩恵を受けられない患者もまだ多く存在する。そのため、個々の患者のがん免疫応答を詳細に解析することで、新規治療法開発につなげるとともに、レスポンダーとノンレスポンダーを層別化できるバイオマーカーを同定することで、より効果的ながん免疫治療戦略を開発する必要がある。本セミナーでは、新規がん免疫療法開発の成功に向けて効果的な抗腫瘍免疫応答の分子基盤について議論し、次世代がん免疫療法への進展につなげたい。

プログラム

10:30~10:35 挨拶
公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団 理事長 審良 静男
10:35~10:50 はじめに
国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野/EPOC 免疫TR分野 分野長 西川 博嘉
10:50~11:30 免疫チェックポイント分子の作動メカニズム
東京大学定量生命科学研究所 分子免疫学研究分野 教授 岡崎 拓
11:30~12:10 腸内細菌叢と肥満関連肝がん ~腸内細菌関連物質の肝移行によるがん微小環境形成~
大阪公立大学大学院医学研究科 分子生体医学講座 病態生理学 教授 大谷 直子
~昼 食~
13:20~14:00 免疫ゲノム解析による腫瘍微小環境の免疫抑制機構の解明
国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野/EPOC 免疫TR分野 分野長 西川 博嘉
14:00~14:40 腫瘍微小環境のB 細胞
京都大学大学院医学研究科 免疫細胞生物学 教授 上野 英樹
14:40~15:20 がん免疫病態の多様性とその制御:複合がん免疫療法の開発
国際医療福祉大学大学院医学研究科  医学専攻主任 免疫学教授 河上 裕
~休 憩~
15:30~16:10 Conditional Activation of Antibody Therapeutics in the Tumor Microenvironment
中外製薬株式会社 トランスレーショナルリサーチ本部 本部長 井川 智之
16:10~16:50 合成生物学的アプローチによるがん免疫療法の進化
慶應義塾大学医学部 先端医科学研究所 がん免疫研究部門 教授 籠谷 勇紀
16:50~17:00 おわりに
京都大学大学院医学研究科 免疫細胞生物学 教授 上野 英樹

セミナー終了後、ロビーにて講師と会場参加者との交流会を実施いたします。

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