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12月フォーラム(第373回)脆弱性対策から考えるサイバー攻撃への備え

開催日時 2024年12月16日(月) 
18:00〜19:00
※終了後19:00~20:00に懇親会実施(会員のみ参加可)
講師 宮地 充子 先生
大阪大学大学院工学研究科
電気電子情報通信工学専攻
情報通信工学部門 教授
配信対象 千里ライフサイエンスクラブ会員
(年会費2,000円)
会員以外の皆様にもお申込みいただければ3日間限定で録画配信

講演要旨

近年,サイバー攻撃の目的が愉快犯から金銭目的等へ移行している.例えば,コロナ禍において,医療・製薬業界へのサイバー攻撃の急激な増加が報告されている.両業界には創薬にかかわる機械学習の手法などの知的財産,さらには,他の業界より詳細な個人情報を含む患者記録などの高価な情報があることも重要な要素と考えられる.また,創薬開発に用いる機械学習の手法等の知的財産情報や詳細な個人情報は,国家支援のサイバー攻撃の対象にもなっていると報告されている.また,知的財産情報や個人情報では,内部犯罪の比率も高い.このため,サイバー攻撃を回避するための脆弱性対策は必須といえる.
しかしながら,脆弱性対策自体それほど容易ではない.なぜなら,サイバー攻撃の危険性をゼロにすることはできないこと,脆弱性対策自体が目に見えないため,どこまで実施するといいのかがわからないこと,経費には限界があるからだ.

本講演では,サイバー攻撃の危険性がゼロにできないという前提において,サイバー攻撃対策として提供されているチェックリストを用いて,脆弱性対策について考える.

 

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