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フォーラム
11月フォーラム(第350回)電波で豪雨災害の被害軽減
開催日時 | 2022年11月21日(月) 15:30~16:30 |
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講師 | 大石 哲 神戸大学 都市安全研究センター 教授 |
配信対象 | 千里ライフサイエンスクラブ会員(年会費2,000円) |
講演要旨
近年では豪雨発生時に気象レーダーの画像を見て降雨強度の推移を把握することが増えた。線状降水帯の形成過程の解明や予測における気象レーダーの役割も大きい。
しかし,気象レーダーが定量的な降雨強度を算出できるようになってから,まだ20 年も経っていない。精度向上の鍵は電子工学と雨粒の計測だった。
そこで本講演では,雨滴の大きさの計測が小型レーダーの開発に役立ったことを紹介して、基礎研究の重要性を問う。その後、定量的な降雨強度の推定から河川水位の推定につなげて治水に役立てようという試みについて紹介する。