研究助成事業
核心をついた研究はかならず人に役立つようになる。
根本的な研究をすれば、病気の解明にもつながる。
ライフサイエンスは、理学・工学・農学・医学・薬学などの自然科学から人文・社会科学領域までを包含する総合的科学分野であり、
この分野の最先端の基礎的知見が直ちに新技術、新製品の開発に応用され、また、新技術の開発が基礎研究の発展に影響を及ぼすという
特性を持っています。そして、医薬品の開発、生物の改良、微生物・動植物細胞による有用物質の生産から生体機能のエレクトロニクスや 情報分野への応用まで、様々な分野での産業利用が行われています。
ライフサイエンス分野の研究・開発は、この意味で大きな波及効果を基礎研究、応用開発、産業・地域振興にまで及ぼすものと言えましょう。
生命を改めて総合的に捉え直すという新たな展開が始まった今、科学技術とその応用に根源的な影響を及ぼすという使命さえ帯びています。
当財団では、これらライフサイエンス分野の優れた研究に対し研究費助成を行うことにより、その成果が研究活動の活性化、新しい研究活動の萌芽へと発展し、ひいては産業の活性化、市民生活への還元へと続くものと確信しております。
岸本基金研究助成
当財団の研究助成は、2010年度より「岸本基金」から寄附を受け、岸本基金研究助成として応募を受付いたします。
岸本基金は、関節リューマチなどの自己免疫疾患の研究・治療において重要な分子IL-6の発見、及びIL-6受容体抗体の開発を行った岸本忠三氏(元大阪大学総長、公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団名誉理事長)によって2008年に設立されました。
研究助成実績
岸本基金研究助成開始(2010年)以来の研究助成実施一覧です。