財団について

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ライフサイエンスの時代

いま目指しているのはテクノロジーではなくて、ライフサイエンス。
つまり“いのちの科学”
――心の問題を含めて人間が幸せになるためのサイエンスです。

山村 雄一

設立の経緯

“大阪北部の北摂地区を生命科学(ライフサイエンス)のメッカにしたい”――
故山村雄一先生は、大阪大学総長のときにこのような気宇壮大な構想を描かれました。さらに、この中で山村先生は、その中核機能として「アカデミックな“赤ちょうちん”」を創りたいとも言われました。これは、産学官のライフサイエンスの研究者など関係者が、各々の組織を超えて親しく自由闊達に情報や意見を交換し、議論する「知の交流拠点」を創るというものです。
当千里ライフサイエンス振興財団は、この精神の下に、産学官の人材と資金を結集して、平成2年7月に設立されました。

2007年から財団の理事長に就任し、ライフサイエンス分野における研究人材の育成、研究助成・支援、普及啓発、研究の実用化支援など各面にわたり、先進性・公益性の高い事業を発展・拡充させてまいりました。
昨今、取り巻く環境が大きく変化しており、これまで築き上げてきた財団のプレステージがあるうちに、ここを新たな出発点として、どんな新たな方向に進んでいくか? 我々は岐路に立っているのだと思います。
「人が集い、挑戦が始まる…… ライフサイエンス分野の新たな役割をめざして」
千里ライフサイエンス振興財団が公益性を発揮し社会に貢献できるよう更に発展することを切に願っています。

公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
名誉理事長 岸本 忠三

理事長挨拶

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